ペーパードライバーがいきなり運転しても大丈夫?
「ペーパードライバーがいきなり運転しても大丈夫?」
ペーパードライバーの方に、よく聞かれる質問です。最初に結論を申し上げますと、ペーパードライバーの方はいきなり運転はしないでください。
以下のとおり事前に要点をおさえておくと効果的な上、ペーパードライバーが起こしやすいトラブルとその対処法について解説しますのでぜひ参考にしてください。
Contents
ペーパードライバーが起こしやすいトラブルとその対処法
○発進手順を忘れた(AT車)
○運転に対する恐怖心がある
○車両感覚や車幅感覚を忘れた
○駐車場で駐車できない
ペーパードライバーが起こしやすいトラブルの実例です。いずれのトラブルも、慣れれば感覚を取り戻せます。「あせらず、繰り返し」練習することが大切です。それぞれについて、対処法とともに解説します。
発進手順を忘れた(AT車)
AT車の発信手順を忘れるケースがよくあります。いきなり実践するのではなく、まずは以下の手順を頭の中で思い浮かべ、イメージトレーニングをしてみてください。イメージトレーニングの際には、手順に沿って実際に手足を動かすのがコツです。
①エンジンON
②ブレーキを踏みながらシフトレバーが「N」または「P」に入っていることを確認
③シフトレバーを「D」に入れパーキングブレーキを解除
④ブレーキペダルから足を離す
⑤アクセルを踏む
イメージトレーニングが固まったら、実際に車に乗り込み発信手順を実践しましょう。車を走らせる前に、バックミラーとサイドミラーを適切な位置に必ず調節してください。位置調節の目安は、以下の通りです。
○バックミラー:鏡に映る背景が左右対称になるよう調節
○サイドミラー:鏡面の内側4分の1程度に自分の車が映りこむ位置を基準にして、路面が鏡面の下3分の2程度まで写りこむよう下方向に調節
運転に対する恐怖心がある
運転に対する恐怖心は、実際に運転をすることでしか取り除きにくいので、何度も実践練習するしかありません。交通量の少ない時間帯に、自分のよく知っている大きな道路で練習してください。近所の見慣れた幹線道路で、休日の日中に練習するのがベストでしょう。
できれば、現役ドライバーに助手席に同乗してもらうようおすすめします。助手席に人がいることで恐怖心が和らぎますし、運転に関してアドバイスももらえるからです。
車両感覚や車幅感覚を忘れた
車両感覚や車幅感覚を取り戻すには、恐怖心の克服と同様に、助手席に誰かに乗ってもらうのが有効。助手席に人が乗っていると、車幅の大まかな目安になるからです。これらの感覚は、自分だけではつかみにくい側面があるので、客観的な指示を頼りましょう。
駐車場で駐車できない
駐車場に駐車する際大切なのは、サイドミラーの使い方です。サイドミラーの見え方次第で、駐車の難易度が変わります。練習する際には以下のように、サイドミラーを若干調節し、見え方を変えた方がよいかもしれません。
○なるべく広範囲を映す
○ボディの両端をしっかり映す
○ミラーを通常よりやや下に向ける
「視界をできるだけ広くすること」が大切です。バックミラーとサイドミラーを使いながら、何度も繰り返し練習することで、内輪差の感覚を取り戻してください。
ペーパードライバーの方は初心者マークを!
周囲へのアピールのためにも、初心者マークを付けて練習するようおすすめします。ペーパードライバーが初心者マークを付けても何らペナルティはありませんし、他のドライバーの扱いも変わるので、環境的にも練習しやすくなるはずです。
恥ずかしがらずに、安全性を最優先に考えてカーライフを楽しんでください。