外国人はタクシードライバーになれる?必要な在留資格は?

こんにちは、ドライバーズ転職です。

外国人の友達が「日本でタクシードライバーになりたい!」って言ってるけど、そもそもできるのかな?

「特定技能」の在留資格でタクシードライバーになれるって本当?ニュースでみたけど!


このような方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「日本に住んでいる外国人がタクシードライバーになれるか?必要な就労ビザは?」について解説していきます。しかしその前に、タクシー・トラック業界は、2024年問題もあり深刻なドライバー不足が予想されます。

この人手不足を解消するために、2023年9月に国土交通省は外国人労働者の在留資格である「特定技能」の対象にタクシー・トラック・バスの運転手を追加する検討に入りました。
2024年問題による人手不足も踏まえて、日本に住む外国人がタクシードライバーになれるかを詳しくお話します。

※2024年2月現在の情報になるため適宜情報を更新していきます。

2024年問題・・・自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって引き起こされる問題で、タクシーやトラック業界にとっては深刻な問題です。
なぜなら、これにより従来の長時間働き高収入を得るスタイルが一変し、労働時間の制限によって収入が制約される可能性があるからです。稼げなくなると、業界から離れるドライバーが増加するでしょう。

外国人はタクシードライバーになれる?

結論・・・外国人でもタクシードライバーになれる

ただし、タクシードライバーになるためには必要な在留資格がある

必要な在留資格とは?

在留資格「特定活動46号」が必要

在留資格「特定活動46号」とは・・・?

①学歴

日本の4年制大学を卒業、または大学院の課程を修了して学位を授与されたこと。

②報酬・業務内容

日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けること。
日本語を用いた円滑な意思疎通を要する業務であること。
タクシードライバーの場合、観光客(集客)のための企画・立案や自ら通訳を兼ねた観光案内を行うタクシードライバーとして活動するもの(通常のタクシードライバーとして乗務することも可能)

※車両の整備や清掃のみに従事することは認められない。

③日本語能力

日本語能力検定N1 または BJTビジネス日本語能力テスト480点以上
または、日本の大学・大学院にて日本語を専攻し、日本語を理解することができる能力を有していることを試験その他の方法により証明されている場合

※参考:出入国在留管理庁 在留資格「特定活動(告示46号)」chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.moj.go.jp/isa/content/001359582.pdf

今までの代表的な在留資格である「技術・人文知識・国際業務」というものがありますが、この在留資格ではタクシードライバーになることはできません。
在留資格「技術・人文知識・国際業務」ではドライバーなどの現場系の業務をすることはできません。

その他、就労制限のない在留資格を持っている方もOK

この4つの在留資格を持っている外国人は、日本人と同様に雇用形態を問わず、どのような業種・職種であっても働くことができます。

1.永住者
国籍を変えないまま日本に滞在をし続けることができる

2.日本人の配偶者等
日本人の配偶者もしくは特別養子または日本人の子として出生したもの

※参考:出入国在留管理庁 在留資格「日本人の配偶者等」https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/spouseorchildofjapanese.html

3.永住者の配偶者等
永住者等の配偶者又は永住者等の子として本邦で出生しその後引き続き本邦に在留している者
該当例としては、永住者・特別永住者の配偶者及び本邦で出生し引き続き在留している子。

※参考:出入国在留管理庁 在留資格「永住者の配偶者等」https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/spouseorchildofpermanentresident.html

4.定住者
法務大臣が特別な理由を考慮し一定の在留期間を指定して居住を認める者
該当例としては、第三国定住難民、日系3世、中国残留邦人等。

※参考:出入国在留管理庁 在留資格「定住者」https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/longtermresident.html

在留資格「特定技能」でもタクシードライバーになれるの!?

在留資格「特定技能」ではタクシードライバーになれない
※2024年2月現在の情報

現時点では在留資格「特定技能」ではタクシードライバーになることはできませんが、2023年9月に国土交通省は外国人労働者の在留資格である「特定技能」の対象にタクシー・トラック・バスの運転手を追加する検討に入りました。

よく耳にする「特定技能」ですが、実際はどんな業務があるのか簡単に見ていきましょう。

在留資格「特定技能」の対象12職種

・介護
・ビルクリーニング
・素形材産業
・産業機械製造業
・電気・電子情報関連産業
・建設
・造船・舶用工業
・自動車整備
・航空
・宿泊
・農業
・漁業
・飲食料品製造業
・外食業

ここにタクシー・トラック・バス運転手が追加される検討をしています

※参考:外務省 新たな外国人材の受入れ在留資格特定技能 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/ssw/jp/index.html

外国人がタクシー会社に入るために準備すること

今までは必要な在留資格についてお話してきましたので、ここからは実際に外国人がタクシー会社に入社するときに必要なことを解説していきます。

第二種免許は必要?費用は?

第二種免許を取得するための費用が心配・・・自分は取得できるのかな?

タクシードライバーになるためには第二種免許が必須となります。
第二種免許を取得するためには、日本の普通免許証を持っていて、19歳以上であり、かつ普通免許等を受けていた期間が通算して1年以上あればOK。今までは3年以上の縛りがあったのですが、タクシー業界の人手不足の影響で2022年5月に見直しがありました。

※参考:警察庁 第二種免許等の受験資格の見直しについて(令和4年5月13日)https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/jyuken_tokurei.html


第二種免許の費用はタクシー会社が全額負担してくれる場合が多く、実際の費用としては25万~45万くらいかかります。
この高額な費用を会社で負担してでもドライバーを採用したいという強い思いがあります。
ただ、条件として2年以内に退職した場合は全額または一部を返金することといった条件を設けている会社が多くあります。
(※この記事では法律的な部分は一旦度外視します)
そのため途中でタクシードライバーがイヤになっても退職できない、退職しづらい環境になるためお金に余裕のある方は自分で第二種免許を取得してから入社することもあります。

試験内容は日本語だけ?外国語は?

第二種免許の学科試験は日本語だけ
※2024年2月現在

日本語だけの試験であるため、外国人にとって学科試験に合格することは難しい。
とくに日本語特有の「ひっかけ」は日本人でもひっかかってしまうので外国人にとっては難しすぎる内容でした。

そこで警察庁は2023年12月、第二種免許の学科試験を英語や韓国語など20言語での受験を可能とすることを決めました。2023年度中には実施される予定です。

これもタクシー業界の人材不足を解消するための施策の1つであります。

地理試験も廃止される?

東京・神奈川・大阪など交通量の多い12都道府県で義務付けられている「地理試験」
試験内容は、主要な道路・交差点・有名な建築物・高速道路などに関するペーパーテストであり、合格率は約50%。
平均1人当たり5回受験してやっと合格しているというデータもあります。

※参考:公益財団法人東京タクシーセンター地理試験過去問題No.1 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.tokyo-tc.or.jp/driver/docs/geography/test_1.pdf

2023年10月、斉藤国土交通相はこの地理試験を廃止も含めた検討を進める考えを明らかにしました。

地理試験を廃止する背景に、まずはドライバー不足が上がり、現在は地図、配車アプリ・カーナビが発達しているため時代に合ったやり方を廃止も含めて検討するとのことでありました。

外国人でも売上を上げることはできるの?1日のスケジュールは?

外国人でも高い売上を上げることができます

なぜなら、ここ数年、タクシー配車アプリが続々と登場し世間を賑わせています。
配車アプリがなかった時代のタクシードライバーは、「流し」「付け待ち」「予約・無線」といった初心者には厳しい稼ぎ方で、どうしてもベテランが勝つことが多くありました。

今では配車アプリがあるため、外国人であっても効率的に売り上げを上げることが可能になっています。
配車アプリは流し営業とは異なり、配車アプリがお客様を見つけてくれるため経験や土地勘が無くても効率よく売上を出すことができます。

また、配車アプリは多言語対応しているものもあるため、
日本語は話せるけど書けない、読めない外国人にも安心です。

1日のスケジュールは?

街中をたくさん走っているタクシー
タクシードライバーは24時間いなくなることは無いですがどのような1日を送っているのでしょうか。

彼らは「日勤」「夜勤」「隔日勤務」と3種類の勤務形態から選択し働いています。
その中から「隔日勤務」で働いているドライバーの1日を詳しく説明しているので、この記事を参照ください。

タクシードライバーの1日スケジュール

タクシードライバーの1日スケジュール 街中をたくさん走っているタクシータクシードライバーは24時間いなくなることは無いですがどのような1日を送っているのでしょうか。…

まとめ

上記でお伝えしてきた通り、タクシードライバーの人材不足は深刻な問題です。
各方面で幅広い人材採用ができるようどんどん変化している真っ最中なので、状況も日々変化していきます。

ドライバーズ転職では、外国人が安心して働けるようタクシー会社選びからサポートをしています。
分からないことがあれば遠慮なくアドバイザーへご相談ください。
利用料は完全無料です!

それではご連絡お待ちしております。

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