ペーパードライバーがいきなり遠出は無謀!?長距離運転で気を付けることを解説!
ペーパードライバーがいきなり遠出をするときに気を付けたほうがいいことをまとめてみました。
この記事を読んでいるペーパードライバーの方は、こんな事情があるんだと思います。
・いきなり仕事で長距離運転をすることになった
・いつも運転してくれる知人がケガをして、私が運転することに、、
・子どもが産まれて初めての里帰り
どんな事情であれ絶対に事故はダメです。。
そして最初に断言しておきます。
何年も運転していないペーパードライバーがいきなり長距離運転をすることは大変危険です。
長期休暇の時期は事故ニュースが増えますよね。
もちろん走っている車の台数が多いからではありますが、普段運転していない休日ドライバーがこぞって慣れない高速道路を走るために事故が多発しています。
高速道路はまっすぐ走ればいいんだから、ペーパードライバーでも大丈夫だろ~!
はい、その通りです。
高速道路を走るだけであれば歩行者・自転車がいない分、一般道より安全ですが、
高速道路に乗る前・乗っている途中ではこんなことも予想されるでしょう。
・合流のやり方は?合流ができなかったら止まってもいいの?
・合流時、車からパッシングされた。どういう意味?
・走行中どこのレーンを走っていれば安全なの?
・高速道路走行中、前の車がいきなりハザード・・・なに!?
・初心者マークはつけたほうがいい?
教習所では教えてくれない「暗黙のルール」も知っておいた方がいいでしょう。
それでは1つずつ解説していきます。
Contents
はじめに
「安全運転」が第一優先。
事故を起こすなんて以ての外です。
ペーパードライバーや初心者が楽観的に車を運転できる最大の理由が1つあります。それは、、、
何が危ないのかが分からない
例えば、小さな子どもは赤信号を無邪気に渡ろうとしますよね。
赤信号で渡ったら危ないことを知らないから渡るのです。
一度怖い思いをすれば大半の子どもは赤信号を渡ることをやめます。
車の運転も同じ。
ペーパードライバーや初心者の方は右左折時の巻き込み確認をしていない方が大半。
それは自転車やバイクを巻き込みそうになった経験がないから、安全確認をせずに行ってしまうのです。
毎日仕事で運転をしている職業ドライバーの大半は怖い思いをしているので必ず確認します。
というように予め知っておけば回避できることはたくさんあります!
その1部をこれから紹介します。
高速道路入口の料金所はどのレーンを走行すればいいの?ETCカードは?
高速道路の料金所は2種類あります。
【緑色】一般・・・・・ETCカードが装着されていない車
【紫色】ETC専用
ETC専用ゲートを通るときは20kmまで速度を落とし、前の車とは十分に車間距離を保ち走行しましょう。
止まる必要はありません。20kmくらいの速度で通過します。
何らかの原因でゲートが開かず前の車が急ブレーキを踏む可能性もあります。そのため、高速道路に乗る前はETCカードが確実に入っているか確認しましょう。
ETCカードをカードリーダーへ差し込むと、ライトと音声案内で確認することができます。
緑色or青色・・・正常に作動 音声案内「ポーン、カードを確認しました、カード有効期限は、、、」
赤色・・・・・・エラー 音声案内「ピピーエラー、カードを利用できません」
万が一、ゲート(バー)が開かなかった場合はハザードを出し付近にあるインターホンで係員を呼んでください。
【緑色】一般
ETCカードを持っていない、ETCカードリーダーがついていない車を乗るときは「一般」ゲートを使用します。
入口・・・発券機から通行券を取る
出口・・・料金所の係員へ通行券を渡し、その場で精算する
合流のやり方は?合流ができなかったら止まってもいいの?
上手く合流ができませんでした!!どうすればいいのでしょうか!!!
原則、止まらないでください。
後ろから追突されるリスクが非常に高いためです。
また、一旦停止した車両を高速道路のスピードに急に合わせることは簡単ではありません。
時速100km前後で走っている車の中で、目の前に発進直後のノロノロ運転の車がいたらどうでしょうか。
それでは、どのように合流すればいいのでしょうか!!!
①ウインカーを早めに出して心に余裕を
写真右側のオレンジ色ポールが遠くに見えた段階でまずはウインカーを出します。
この後、合流が待っているためウインカーを早めに出し心に余裕を持たせます。
②狙いを定めて、くっついていくイメージ
「あの車の後ろにくっついていこう」
この思考が最も大事なポイントになります。
車と車の間に入ろうとするイメージが悪いのです。
「あの車の後ろにスペースがあるから、そこに狙いを定めた」
(狙いを定めた車が横を通り過ぎた)
「(少し速度を上げながら)くっついていく!」
【首都高の合流記事で細かく説明しているので是非見てください】
もう怖くない!首都高速道路で安全に運転する方法 | 送迎ドライバー求人サイト|ドライバーズ転職
この記事を見に来られたあなたは、これから首都高デビューする方が多いのでは。そんなあなたは、首都高速道路(以下、首都高)でこんな苦手意識はありませんか?・よく分…
合流は「勇気」も大事
狙いを定めたら、狙い通りに車線変更をします。
「迷い」は要りません。
無駄な迷いは逆に危ないため、一度決めたら狙い通りに車線変更をしてください。
というのも合流される側の車としても、自分の前に合流したがっていると分かれば大半は譲ってくれます。
来るのか来ないのか分からないとお互いに譲り合って事故になるリスクが高くなります。
合流時、車からパッシングされた。どういう意味?
後続の車が、
「自分の車の前に入っていいよ」
という意味で1回パッシングをするドライバーがいます。
パッシングとは、昼・夜問わずヘッドライトが「パンッ」と一瞬明るくなることを言います。
ただ、地域にもよるので今回は関東でのルールとしてお伝えします。
パッシングをされたらスムーズに車線変更を行い、余裕があればサンキューハザードをしてください。
注意しておきたいのが、1回のパッシングは進路や車線変更を譲ってくれる合図ですが、
「パパパパッ」と3~5回連続でやられた場合の意味としては、
「邪魔だ邪魔だ!俺の前に来るな!」
というアピールでやる人がいます。(下品なので絶対に真似をしないでください)
そのような車は先に行かして、次のタイミングで合流をしましょう。
このような行為をされた側の心情としては、運転が怖くなったり、悲しい気持ちになったり、イライラしたりします。
「そういう人もいるよね」くらいの気持ちで大人な態度でスルーしましょう。
走行中どこのレーンを走っていれば安全なの?
高速道路の車線には2種類あります。
追い越し車線
走行車線とは名前の通り「車を走るための車線」であり、
片側3車線の場合は左側2車線が走行車線。
片側2車線の場合は左側が走行車線。
高速道路を走る場合は基本的に走行車線を常に走りましょう。
追い越し車線とは「前の車を追い越すための車線」であり、
片側2車線、3車線いずれの場合でも一番右側が追い越し車線になります。
前の車を追い越したら速やかに走行車線に戻る必要があります。また、追い越し車線を走行中も制限速度は守りましょう。
追い越し車線を走行する注意点は1つ。
追い越した後もダラダラと追い越し車線を走行することはダメ。
目安としては2km程度走行し続けると警察に捕まる恐れがあります。
ただ、高速道路で2kmを図ろうとしても難しいので追い越したら走行車線に戻る癖付けをしてください。
高速道路走行中、前の車がいきなりハザード・・・なに!?
高速道路を走行中、先の方でハザードを出している車を見たら、
「この先は渋滞しているから追突しないでね」
というサインだと思ってください。
そして自分の車も後続車に渋滞を知らせるためにハザードを出し減速をします。
ルームミラーを見て後続車がハザードをつけ始めたら自分の車のハザードを停めればOK。
これも教科書のルールには載っていないけど大切なマナーですね。
初心者マークはつけたほうがいい?
「彼女とドライブデートだし~初心者マークとかかっこわり~」
「貼るのダリ~、てか持ってね~」
(※少し昔の若者ですね、、すいません)
運転に自信がないのであれば必ずつけてください。
初心者マークはあなたと同乗者を守ってくれる大切なマークです。
初心者マークをつけていれば周囲の車は、
「まだ慣れてないから多めにみよう」
「大丈夫かな?」
と初心者マークの車を見守ってくれます。
合流、車線変更、右左折時、パーキングでの駐車時など慣れない動作が必要な時に大変役立ちます。
初心者マークをつけないでフラフラした走行をしたときの周囲の車は、
「飲酒運転してるのか?」
「居眠り運転してるんじゃないのか?」
と危険運転と察知してクラクションを鳴らしたり凄い勢いで追い越したりします。
さいごに
少しでも運転に不安がある方の長距離運転は避けたほうがいいです。
「ま、大丈夫でしょ」
この軽い判断で大事故を起こし取り返しのつかないことになることもあります。
他人事ではありません。
年間、何人の方が交通事故で亡くなっているか考えてみてください。