2種免許試験が外国語で受験可能になる?タクシーやバスの運転手
2023年12月、警視庁はタクシーやバスの運転に必要な「2種免許」の学科試験について、日本語だけの試験であったものが2023年度中に英語、中国語、ベトナム語など20言語での試験を可能にすることを決定しました。
また、2種免許に必要な教習期間を短くするために、1日あたりの教習時間の上限を引き上げることも検討しています。これは、ドライバー不足に悩むタクシーやバス業界にとって大きな助けになることは間違いありません。
現在、全国で2種免許を持っている人は約88万人で、その中で外国籍の人は全体の1%に過ぎず約5,000人です。加えて、2種免許保持者の中でも65歳以上の高齢ドライバーの割合が高いため、人材確保の問題はますます深刻化しています。
この記事では、2種免許が多言語化することによって日本に住む外国人にどれだけのメリットがあるのかを解説していきます。
Contents
そもそも2種免許ってなに?
2種免許(第2種運転免許)とは、お客様から運賃をもらって輸送する業務に就く際に必要な免許。主にタクシーやバスのドライバーになるために必要な免許になります。
タクシーやバスのナンバープレートは緑色であり、自家用車は白色。
自家用車を使ってお客様から運賃を受け取る行為は一般的に「白タク」にと呼ばれます。
(※2024年度からライドシェアがスタートするため、白タクとライドシェアは別々に考えてください)
20言語の詳細は?
英語、中国語、ポルトガル語、ベトナム語、タガログ語、タイ語、インドネシア語、ネパール語、クメール語、ミャンマー語、モンゴル語、スペイン語、ペルシャ語、韓国語、ロシア語、アラビア語、ウルドゥー語、シンハラ語、ヒンディー語、ウクライナ語
※1種免許の学科試験は2009年から外国語対応しています。
タクシードライバーになるための地理試験とは?
東京・神奈川・大阪など交通量の多い12都道府県で義務付けられている「地理試験」
試験内容は、主要な道路・交差点・有名な建築物・高速道路などに関するペーパーテストであり、合格率は約50%。タクシードライバーになるために受けるテストの中で一番難しいテストです。
そんな地理試験を廃止も含めた検討を進める考えを明らかにしています。(2023年10月、斉藤国土交通相)
現在はアプリ配車が主流になっているため、地理試験が必要ないといった声も上がっています。
※2024年2月29日付追記
東京・大阪・神奈川で地理試験が廃止されました。(2024年3月1日東京タクシーセンターへ確認済)
ただ、法令試験は残っているため2種免許取得後にタクシーセンターへ行き法令試験を受験する必要はありますが、
試験内容は〇×試験(45問出題36問以上正解で合格)、2種免許の学科試験と同じような問題が出題されるため難易度は大きく下がりました。
タクシードライバーになるために必要な在留資格は?
・必要な在留資格
・外国人でも売上をあげることができるのか、
・タクシードライバーの1日
2種免許の費用をまとめた記事をご覧ください。
外国人はタクシードライバーになれる?必要な在留資格は?
こんにちは、ドライバーズ転職です。 このような方も多いのではないでしょうか。 この記事では、「日本に住んでいる外国人がタクシードライバーになれるか?必要な就労ビ…
まとめ
タクシー・バスといった旅客事業は深刻なドライバー不足に悩まされています。
そんなドライバー不足を解消すべく、日本に住む外国人がドライバー業に就けるよう各方面で様々なルール変更がされています。
ドライバーズ転職では、日本に住む外国人がドライバー業に就きたいときのサポートを完全無料にて行っております。
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