タクシードライバーになるデメリットとは?世間からどう思われてる?
この記事を見ている多くの方は、あなた自身やあなたの家族・友人がタクシードライバーへの転職を検討していて不安を感じていると思います。
不安定、低収入、長時間労働と世間からは悪く思われがちなタクシードライバーですが、実際のところはどうなのか。
旅客・貨物の人材紹介業「ドライバーズ転職」を運営している私たちが中立的な立場から見て、タクシードライバーになるデメリットを以下項目に分けて解説します。
・売上方法が昔とは異なる
・世間のイメージと本当のところ
・経験者が話す「やめたい」と感じたとき
Contents
タクシードライバーの仕事内容、給料、資格
拘束時間が長く、体力的に厳しそう
勤務形態を選べるのが特徴でもあるタクシードライバー。
昼日勤務、夜日勤務、隔日勤務で分かれている会社が多く、どれを選ぶかによって拘束時間も変わってきます。
(例)昼日勤務 7時~16時まで 休憩1時間
夜日勤務 18時~翌3時まで 休憩1時間
隔日勤務 14時~翌10時まで 休憩2回+仮眠
※帰宅後~翌14時まで休み(明け休み)
また、運転業務は基本的に座っている時間が長いため、実は運動不足になりがちです。
70代であっても正常な判断力と健康な体があれば活躍できます。タクシードライバーの平均年齢が50代後半と一般職に比べて高いのはこのためかもしれません。
低収入、安定していない?
タクシー業界では、一般の会社のような固定給ではなく「歩合給」を採用している会社が多いのは事実。そのため、やる気があれば稼げるし、なければその分少なくなるという事です。
一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会によると、令和4年6月度のタクシードライバーの月間給与の平均は29万4,100円でしたが、どこで仕事をするのかも重要なポイントです。都内や観光名所などでは利用客も多い為、タクシーの稼働率もあがりますが、地方で歩合給の場合は、やる気があってもイメージ通りの「低収入」になりかねません。都内の他、北海道や鳥取県、沖縄県もタクシーの利用率が多いです。働き方や場所、やる気によって給与に差がでることが「不安定」と言われる要因です。
タクシードライバーの1日スケジュール
タクシードライバーの1日スケジュール 街中をたくさん走っているタクシータクシードライバーは24時間いなくなることは無いですがどのような1日を送っているのでしょうか。…
未経験で道も分からない、なにか特別な資格は必要か
「第二種免許」の取得と地域によっては「地理試験」に合格する必要があります。
第二種免許は、人を乗せて運び運賃をもらうための免許で、普通自動車免許を取得してから通算3年以上の運転経験がある21歳以上の人という条件がありましたが、令和4年5月に第二種免許の受験資格の見直しがあり19歳以上かつ1年以上の運転経験があれば第2種免許の試験を受けることができるようになりました。
※参考:警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて(令和4年5月13日)」
地理試験は、大阪や東京、神奈川などの指定地域で営業するために必要です。
ただ、多くのタクシー会社が独自で地理試験に合格するための勉強法を新人ドライバーに対して行っているので安心です。
就業前にこの二つを取得することで、ドライバー未経験でもある程度知識をつけられます。
売上方法が昔とは異なる
ここ数年、タクシー配車アプリが続々と登場し世間を賑わせています。
配車アプリがなかった時代のタクシードライバーは、「流し」「付け待ち」「予約・無線」といった初心者には厳しい稼ぎ方で、どうしてもベテランが勝つことが多くありました。
今では配車アプリがあるため、初心者・経験者は関係なく効率的に売り上げを上げることが可能になっています。
配車アプリは流し営業とは異なり、配車アプリがお客様を見つけてくれるため経験や土地勘が無くても効率よく売上を出すことができます。
スマホ・タブレットの操作に長けている方であれば、端末を3台持ちにして様々な配車アプリで効率よく売上を上げているドライバーもいますので初心者でも初月や2か月目から高い売上を出すことが可能です。
世間のイメージと本当のところ
事故や違反、お客様トラブルなど問題が多そう
運転している時間が長い分、他と比べたら事故や違反が多いのは事実。特に事故は、どんなに自身が気を付けていても、巻き込まれる可能性があるからです。
また、タクシードライバーの事故率は全体の約2~3%と言われていますが、電車やバスと同様にニュースに取り上げられることが多いため、事故が多いイメージがついているようです。お客様トラブルも同様、よくニュースでとりあげられますが、実際はここ数年で減ってきています。
その理由として、キャッシュレス化により車内におく現金が少なくなったことでタクシー強盗が減少。また車内のドライブレコーダーが標準装備になり、そのことが周知されたというのは大きいです。
しかしながら、深夜のお客様はお酒が入っている方も多く、泥酔状態で罵声を浴びせられることがあるのも事実。
ある程度の危機管理は必要不可欠といえます。
とにかく世間体が悪い
ニュースなどで、事故や迷惑客とのトラブルなどが取り上げられ、タクシーに関する良い内容のものはあまり見かけません。その影響もあってか、タクシードライバーという職種は世間体が悪いようです。
中にはコミュニケーションをとるのが苦手なドライバーも少なからずいるため、利用した際に「態度が悪かった」「不親切だった」と言われることもあります。さらに昔は、犯罪歴のある人が就職できず、しかたなくタクシードライバーをしていた、なんて時代もあったようで、そういったイメージが払拭されていないことも要因の一つでしょう。
ただ現在は、犯罪歴のある人を雇うタクシー会社はないですし、大学卒業後に新卒として入社するドライバーもいます。
経験者が話す「やめたい」と感じたとき10選
・事故や違反が多くなると罰則金の支払いなどが給与に反映され後悔
・お客様から横暴な態度をとられ、ストレスを感じた
・腰痛が悪化し、運転が苦痛になった
・のんびり休憩しながら出来ると思ったが、意外と忙しかった
・「お客様を送って料金をいただく」仕事内容が変わらずマンネリ化してしまった
・会社によるが、ドライバーから管理職になっても給料が上がらなかった
・休む=給料が減る インフルエンザにかかり連日欠勤したら生活が大変だった
・コロナウイルスの流行に伴い、収入が4割ほど減った
・稼ぎたくて始めたが、地方だとやる気はあっても思ったほど稼げなかった
・会社選びに失敗した
まとめ
タクシードライバーは、良くも悪くも自分のやる気がそのままダイレクトに反映される職種であるといえます。
会社によって歩合率や弁償金、勤務形態が異なるので、タクシードライバーは自身にあった会社選びが重要です。
「タクシードライバーをやってみたい!けど、どの会社を選べばいいのか分からない!」
そんなときは私たちドライバーズ転職へお気軽に問い合わせください!
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