彼氏がタクシードライバー、結婚相手としてどうなの?
ここ最近、20代・30代の若い世代がタクシードライバーとして活躍する姿が多くなりました。
ただ、世間ではタクシードライバーのイメージが悪いことも事実。
「タクシードライバーの彼氏と結婚したいけど、親になんて言おうか」
「そもそもタクシードライバーってどんな仕事なんだろう」
「給料はどのくらいもらっているのだろう」
と不安に思う女性側の意見から、
「自分はタクシードライバーを好きでやっているけど、相手方の親になんて説明しよう」
「実はタクシードライバーを経てやりたいことがある」
といった男性側の意見まで、
20代・30代がタクシードライバーという職を選択する理由について解説していきます。
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タクシードライバー
冒頭にもあったようにタクシードライバーの世間的なイメージは悪く、
「定年後にやる仕事でしょ?」
「行き場のないサラリーマンが最後にやる仕事」
といった声をよく聞きます。
ここ数年そのイメージは確実に変わりつつあり、今では毎年何百人もの学生が新卒でタクシー会社へ入社しています。
その背景には若い世代の働き方に関する考え方が変わってきたことが大きいと予想できます。
・仕事とプライベートを両立したい
・残業をしたくない
・役職はいらない
・上司に拘束されたくない、飲み会にいきたくない
1年目から高い給料が狙える?
新卒の平均月給が18~22万円程度に対し、タクシードライバーは40万円を超える月給を1年目からもらえることが可能
というのもタクシードライバーの給料は歩合給の割合が非常に大きいため、努力次第では1年目から稼ぐことができます。
年功序列はありません。
1年目から稼ぐことができるメリットとしては、
・業界に若い世代が少ないため重宝される(かわいがられる)
・奨学金の返済にも余裕ができる
・生活に困らない
無料で資格が取れる
タクシードライバーになるために必要な資格は「普通2種免許」です。
皆さんがお持ちの普通免許は、公道を走るために必要な免許であり、
普通2種免許は、運賃をもらってお客様を輸送するために必要な免許になります。
普通免許 → 普通2種免許へ切り換えるために必要な日数と費用は、
・25~30万円
なぜそこまでしてくれるのか
タクシー会社の本当のお客様は「ドライバー」
とよく業界では言われます。
タクシー会社としては、1台でも1分でも多くのタクシーを街中に走らせたいのです。
そのためにはドライバーが必要になるため各社さまざまな工夫をしています。
その工夫の1つとして「2種免許取得費用を会社負担にする」というルールを設けています。
ただ2種免許を取得してすぐに辞められてはタクシー会社も困るので、1~2年の間に退職した場合は1部又は全額を会社へ返還する約束を交わす会社が多いです。
残業が無い
上司・先輩が帰らないから帰れない
なんてことはありません。
勤務開始時間と勤務終了時間はキッチリ守られるのがタクシードライバー
なんなら残業する方が会社から怒られたりします。
お客様の大事な命を預かっているので、当たり前といえば当たり前ですよね。
よく街中で「回送」の表示を掲げて走っているタクシーを見ませんか?
以下のような理由で「回送」を掲げています。
・勤務時間を終えて、車庫に戻っている時
・休憩を取りたいとき
・燃料を補給するために走行しているとき
ドライバー本人が「ここまで」と決めることができるので、タクシードライバーには残業はありません。最後のお客様が長距離だった等の理由で多少残業することはもちろんありますが、それはそれでラッキー
自由な時間が多い
「年間休日230日以上」
一見、誇大広告にも見えるタクシー会社の年間休日日数。
タクシーには「隔日勤務」と呼ばれる働き方があり、2日分を1回で働くスタイル。
こうしてみると確かに休みが多いようにも見えます。
【例 7:00AM~翌26:00が1回の勤務時間(休憩3時間)】
翌26時に仕事が終われば、その1日はフリーな訳です。少し寝てからお買い物に行ったり、お友達や家族との時間を過ごすことができます。
慣れてくると、売上の上げ方も分かってくるため、
「5万円行ったら今日はしっかりと休憩を取って、22時から翌3時まで頑張って働こう」
というように拘束されている時間内であっても自分で働き方を選ぶことができます。
起業を夢見る若者がタクシー運転手になることも
一見結びつかない”タクシードライバー”と”起業”。
将来、起業をしたい若い世代がタクシードライバーになる理由とは?
準備資金を貯める
新卒の給料だけで起業をするための準備金を集めることは至難の業。
タクシードライバーは、1年目から高い給料を受け取ることができるため毎月の貯金を増やすことができます。
一度会社を出てしまえば、自由な働き方
普通の会社ではできないことでもタクシードライバーにはできることがあります。
それは拘束時間内の働き方も自分で決めること。
「5万円売り上げたら休憩して起業準備しよう」
といったようにタクシー運転中と休憩にメリハリをつけて、効果的に時間を使うことが可能。
パソコンを社内に持ち込んでスキマ時間に副業をやっているドライバーもいます。
自分のビジネスについて考える時間がある
運転中に色々と考えることができるのもタクシードライバーのメリット。
「え?そんなこと?」と思われるかもしれませんが、とても大事な時間の使い方です。
一般的なサラリーマンでは、日々の業務に追われ考える間もなく時が過ぎていき、最終的には起業を諦めるといった選択肢も出てきてしまうのです。
様々なお客様と話をすることができる
不思議なもので、タクシーの車内では様々な会話が生まれます。
日頃のこと、仕事のこと、会社の愚痴など一期一会だからこそタクシードライバーにはポロっと話したりします。普段、家庭や会社では無口な役員さんがタクシー車内では流暢に話すなんてことも多々。
様々な話を聞くことで起業にも活かせることができます。
いかがでしたでしょうか。
若い世代の仕事に対する考え方とタクシードライバーの働き方は非常にマッチしています。
・自分がやりたいことの前に「稼ぐため」と割り切って働くのもあり
・やりたいことが見当たらないから「とりあえずタクシードライバー」もあり
自分の口でしっかりと説明することができれば、